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脳は勘違いする

意識してやりたいことが実現したように振る舞っていると、次第にそれが習慣化してきます。
習慣化して意識しないでも実現したような行動になってくるのです。
たとえ実現していなくてもです。

人の脳は、基本的に習慣化したものが正しい行動だと認識します。
その正しい行動から外れていると違和感があり、正しい行動に直そうとします。
目標が実現したよう振る舞うことが習慣化してしまうと、その行動から外れていると、無意識で実現した人の行動に戻します。

極端な例ですが、お金持ちの行動を無意識に行えるようになれば、脳は「自分はお金持ちなんだ」と勘違いするようになります。
もしこの時に、実際がお金がなかったとしたら「お金がないということは間違っているから、直さないと行けない」と勝手に考えて、お金持ちになるような行動に変わっていくようになります。
その結果、現実でもお金持ちになるのです。

もっと身近なダイエットなどでもいいでしょう。
ダイエットが成功して、理想の体型を手にした自分をイメージして、成功した後の行動を成功前から行うのです。
例えば、日頃からスタイルを意識した姿勢をするとか、歩き方をするとか、理想のサイズの洋服を買ってしまうのもいいかもしれません。
食生活も、痩せている人の食生活はどうしているのか?を考えて食べるようにします。

そうすると脳は「私は痩せている」と勘違いをします。
そして「今太っているのは、行動が本来の自分と間違っていることをしているためだ」と判断して、無意識に痩せるための行動に変わっていきます。
もちろんダイエットなどは、体質なども関係するので絶対とは言えませんが、本気でそう思って行動すれば大抵の場合、成功するでしょう。

ここで重要なことは、ネガティブな情報を取り込まないこと。
お金持ちになりたい!と思っているのに「私なんて無理」「こんなことやっても意味がない」「不景気だから」などというマイナスな情報を取り込んでしまうと、脳はそちらの方向に考えるようになります。
ダイエットの場合も同じです。
「こんなことしても痩せない」「何をやっても体質だから無理」・・・こういう情報が脳に入ると、やはりダイエットは成功しません。

脳は、変わることを嫌がります。
そのために変わらないでもよい理由が入ってくると、よろこんで今までと変わらないように考えてしまいます。
変わらない方が、絶対的に楽で心地よいからです。

そうならないために、行動を習慣化して「これをやることが自分にとって当たり前」という情報を脳に与えてやるのです。
脳に勘違いをさせるのです。
脳が勘違いして習慣化してしまうと、今度は変わった状態が楽で心地よい状態になります。
そうすると、人は変わって行かれるのです。

物事を実現させようと思ったら、脳に勘違いさせてしまうのが早道なのです!