私は会社に雇用された状態で、その他の複数の仕事をやっています。
利益はともかくとして多くの人から
「普通なら、そんなの出来ない」
と言われます。
ここでいつも違和感なのが「普通なら」という言葉です。
私はいたって一般的な社会生活を送っているつもりなのですが、普通ってなんでしょう。
おそらく会社勤めの人にとっては、朝会社に行って決められた仕事をこなし、夜帰宅して寝る。
これが普通なのでしょう。
いわゆる副業やダブルワークをやっている人の行動というのは、一般的ではないということになります。
多くの企業が副業を認めている時代だというのに、いまだにそういうことを言う人が多いのです。
何か新しいことをやろうとした場合にこういうことを言う人が必ず出てきます。
「そんなこと普通やらない」
「常識的に考えたら無理」
その普通とか常識的というのは、誰が決めたことでしょう。
それを聞くとだいたいの人が答えます。
「私の周りを見ても誰もやっていない」
その人の周りというのは、果たして何人くらいのことでしょうね。
1000人くらいならば、まぁまぁ納得できます。100人でも多少説得力があります。
だけど、実際はせいぜい2~3人。多くても10人くらいでしょう。
そもそも明確な理由もなく否定するような人は、新しいことをやろうとする人がいる環境にいないのです。
だから、普通ならやらないなどという曖昧なことを言うのです。
また新しいことをやろうとする人は、一歩先に行こうとする人ですよね。
自分より一歩先に行かれてしまうこと、自分よりレベルが高くなってしまうことを無意識のうちに引き留めようとしてしまうのです。
そのために「周りがやっていないのだから、貴方もやらない方がいいよ」と説得しようとしているのです。
そんなわずかな人数に否定されたからと言って、やりたいことを諦めるのは非常にもったいないことです。
一歩踏み出すことによって、新しい仲間、新しい環境は生まれます。
身近な人が言う「常識的」や「普通」なことが、本当に「常識的」や「普通」なのか?
それはその人にとっての常識や普通であって、貴方にとってはそうでないのです。
そうではないから、新しいことをやろうと考えたのです。
もちろん説得されて、行動を開始しないという選択肢もあります。
だけど、せっかく始めようと思ったのだから、誰かの常識に振り回されずに自分の常識で行動してみてはどうでしょうか。
もし行動することによって、その人達との縁が切れたとしても、心配することありません。
きっともっと良い環境で良い仲間が出来るはずです。